家元 池坊専永

家元 池坊専永 華道家元四十五世 池坊専永

いけばな池坊の500有余年の歴史は、花や草木に心を感じ、真実をきわめ続けた歴史でもあります。私はいつも形に表現される以前の心のあり方こそがいけばなの精神であり、始まりであると考えています。こころ美しければ表現される形もまた美しい。いけばなを通し養われた豊かな心は暮らしを潤し生きる喜びにまで昇華してまいります。この方程式こそが、いけばな池坊の変わらない精神なのです。したがって、いけばなを学ぶことで慈愛の心を育てること、自然賛歌、人間愛への高まりが美しい文化を創造し、輝く明日が約束されるのです。そして現在こそ、このいけばなの心が必要な時代と感じています。

作品紹介

華道家元四十五世として、1999年に、新しく公表した池坊の花形、立花新風体の作品です。
白く苔むした梅の古木、その幹から勢い良く伸びる「ズバエ」(梅の若い枝)に、いけばな発祥から現在までの500有余年に渡る永き伝承の流れを表現し、みずみずしく、色鮮やかなシュロ・アンスクリーム・コチョウランと云う洋物の花材を和物の梅に調和させて、21世紀に向けての人々の心のひろがりと、いけばなの発展を託した作品です。

花材名
・梅(古木、ズバエ)・コチョウラン
・シュロ・ツゲ
・アンスクリーム・岩ツツジ
作品写真
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